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あれこれ
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    JUGEMテーマ:歌舞伎

    先日、何年かぶりに、浅草歌舞伎を見に行ってきたのです。若い歌舞伎俳優から、義太夫狂言の持つセリフの抑揚が消えてきているように感じました。義太夫節は音曲なので、音程が違うと音痴に聞こえますね。
    ◎ ◎ ◎
    昨日、新橋演舞場の昼の部を見てきました。「金閣寺」が面白かったですね。私が見慣れた演じ方とは違っているところがずいぶんありました。下手の桜に縛られた雪姫が、花道のほうまで出てくるのは、新鮮で面白かったですね。そして、雪姫の「天道様、仏様、拝みとうても手が叶わぬ」というセリフに私はハッとしたのです。普段は省略されることの多いセリフだと思いますが、芸の奇跡は天が起こすのではなく自分が起こすのだという雪姫の気概、「天は自ら助くる者を助く」ということを感じました。ここのセリフを省略してしまうと、あとの雪姫の心の変化が分からなくなってしまうのですね。神仏を頼るのではなく、自分で何とかしなくてはと心を切り替える雪姫の変化が分からなくなってしまいます。たとえ刀の袋の長い紐が扱いにくくても、千回練習すれば、美しく捌けるようになるのではないでしょうか?芸の奇跡は天が起こすのではなく、自分が起こすものなのだと私は思ったのです。
    中村獅童さんが演じる松永大膳は、義太夫狂言の味わいはちょっと薄かったけれど、セリフの強弱や緩急に、役の心情というものがよく表れていたと思います。エロジジイぶりが面白かったです。
    歌舞伎の竹本は、人物の語り分けが出来ない太夫が多いと思うのですが、六太夫さんはちゃんとしていました。
    | 歌舞伎 | 10:56 | comments(0) | - |
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