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《カルメン》は下品?
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    JUGEMテーマ:オペラ

    ジョルジュ・ビゼー作曲のオペラ《カルメン》は、初演時に不評で、大失敗だったと聞いています。初日には、幕を追うごとに客が減っていき、第4幕ではほとんど客が残っていなかった、という話まであります。失敗の原因は「内容が下品だったから」だとか。けれど《カルメン》って、下品なんですかねえ?確かに、上品ではありませんけれども。宿無しの窃盗団、移り気な主人公。高校生のためのオペラ鑑賞教室には向いていない。しかし、たいていのオペラって、あんまり上品じゃないですし、世の中にはもっと下品なものがたくさんあるのでは?
    先日、オペレッタ『天国と地獄』と、ミュージカル『ミス・サイゴン』のDVDを見たのですが、あまりの下品さにビックリでした。オペレッタやミュージカルの世界では、どこかで「世界下品コンテスト」が実施されていて、金賞めざして熾烈なデッドヒートが繰り広げられているのだろうか、と訝るくらいに下品です。ところで、おや?『天国と地獄』の2人の台本作家のうち、リュドヴィク・アレヴィは、《カルメン》の台本を手がけた人ではありませんか。
    『天国と地獄』・・・1858年初演
    《カルメン》・・・1875年初演
    リュドヴィク・アレヴィの、すでに持っていた「猛烈に下品なイメージ」が、《カルメン》初演失敗を招いた遠因だったのではないか、という気もしてくるのです。
    このリュドヴィク・アレヴィは、ビゼーの奥さんのいとこで、ビゼーとは旧知の仲だったそうです。
    それから、《カルメン》初演の初日には、客席にオッフェンバックも来ていたのだそうです。
    狭い世界なんですね・・・。
    日本では、作曲家の人生についてはたくさんの解説が出ていますが、台本作家については、あまり知られていないように思います。台本作家は、作曲家を渡り歩いて、作風を伝播させていく側面がありますね。才能って、不公平にも、同じ人にばかり集まるんですねえ。
    | オペラ | 10:15 | comments(0) | - |
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