2020.05.28 Thursday
歌舞伎の演目
私が初めて歌舞伎を見たのは、大学2年の時、平成4年4月でした。
むかし歌舞伎座は、歌舞伎座という名称でありながら、歌舞伎以外の興行もしていました。歌舞伎よりも、他の分野の興行のほうが客が入ったんですね。それが平成2年からですか、1年中、歌舞伎をやるようになり、ちょうど「平成の歌舞伎ブーム」なんて言われていました。平成3年2月に、ぴあ株式会社から『歌舞伎ワンダーランド』というムック本が発行されました。舞台写真入りの演目紹介を中心に、歌舞伎俳優のインタビューや、歴史、劇場紹介などが盛り込まれた、オールカラーの手ごろな本でした。
私はこの本を購入して、「ここに載っている演目を全部見たい」と思ったものでした。演目の数え方もいろいろありますが、ここでは112演目としておきます。振り返ってみますと、その中で私がまだ見ていない演目は『桐一葉』『五大力恋緘』ですね。ずっと待っていたのですが、もう上演されなさそうです。『桐一葉』は、今の仁左衛門さんがやってくださるのではないかと期待していたこともありました。
そして私は、『堀川波鼓』を見たのか、見ていないのか、どうしても思い出せないのです。見たような気もするし、見ていないような気もする。分からない。作品の内容は一応知っていますけど、映像で見たのかもしれない。覚えていない。
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